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柿本実[かきもと みのる]
柿本 実(かきもと みのる、1935年10月5日 - )は、福岡県京都郡苅田町出身の元プロ野球選手(投手)。 ==来歴・人物== 苅田高校時代は内野手(三塁手)。準硬式の豊岡セメントで投手に転じ、硬式の日炭高松では深見安博監督の指導を受けた。に南海ホークスに入団。南海では出場機会に恵まれず、わずか1試合に登板しただけで、自由契約となり、翌に中日ドラゴンズに移籍。中日では近藤貞雄コーチの指導を受け、それまでのオーバースローからサイドスローに転向〔し才能が開花、~と2年連続で20勝をマーク。権藤博・板東英二・山中巽らとともに主力投手陣の一角を占め、1963年には最優秀防御率のタイトルも獲得。同年8月28日対阪神戦の2回の打席で、1球毎に左右の打席を入れ替わった後、6球目に三振した(相手投手は村山実)。 強気のピッチングと人を食った言動でも話題を集め、個性派選手として人気があった。4月12日対巨人戦で、打者長嶋茂雄に対して際どいシュートを投げたことから乱闘騒ぎになり、巨人の金田正一ら2選手が退場処分を受けた。なお、柿本はこの試合でそのまま完投し、勝利投手となっている。その後に佐藤公博との交換トレードで、阪急に移籍したが、その年に自由契約となり、に阪神に移籍した。阪神では主にリリーフ投手として活躍し、のシーズン終了後に現役を引退。引退後は阪神コーチ(~)を経て、現在は兵庫県西宮市でブライダルサロン「柿本」を経営。オールスター出場3回。 のシーズン開幕戦において、プロ入り初完投勝利を記録しているが、開幕戦での初完投勝利は日本プロ野球史上初である〔週刊ベースボール2012年4月16日号96ページ〕。 通算1402.1イニングを投げて暴投0という記録も持つ。スライダー、シュート、シンカーを武器としていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柿本実」の詳細全文を読む
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