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有明製菓(ありあけせいか)は、かつて存在した横浜市の製菓会社。横浜銘菓「ありあけのハーバー」を製造していた。 この項では1999年に倒産した有明製菓株式会社と、2001年に設立された有限会社有明製菓(後に株式会社ありあけと改名)を取り上げる。 == 概要 == *(先代)有明製菓は1936年(昭和11年)新潟県出身の菓子職人竹田文祐が、横浜で創業した製菓会社。社長が開発・製造を担当、夫人が横浜の財界人の会合や婦人会などに盛んに足を運んでは、法人受注を取ってくるという二人三脚体制で会社は成長、のちに株式会社化を果たす。 *1954年(昭和29年)に洋菓子「ロマン」発売。1966年(昭和41年)「ありあけのハーバー」と改名する。1980年代にはテレビコマーシャルを展開し「崎陽軒のシウマイ」と並ぶ横浜を代表する商品として広く全国的に知名度を高めた。 *(先代)有明製菓は、資本金5,000万円・年商55億円〔2000年に発行された雑誌「DOPPO」による〕・最盛期には、450人もの社員を抱えた、神奈川県下で最大の製菓会社として成長するが、1985年11月14日初代社長竹田文祐は心筋梗塞のため死去、享年74。息子の竹田弘が二代目社長を引き継ぐ。 *二代目社長は、バブル景気のさなかにテナントビル事業や市街一等地への直営店の設置などの過剰投資に走り、本業の業務停滞を招く。結果、これまでの郊外中心のフランチャイズチェーンの拡大により販路を広げてきた先代の方針を転換し、神奈川・東京・千葉都県内等の首都圏の駅ビルに大規模な直営店を次々と出店し増収を計るが、テナントビル事業で銀行借り入れが急増。1999年(平成11年)6月(先代)有明製菓倒産。倒産発表当日は二代目社長は雲隠れ、130人の本社社員は、当日朝に出勤して来てはじめて、自分の会社廃業を知らされる。負債総額はグループ会社を含めて約70億円。社員は6月末日付で全員解雇、三つの工場と100以上の直営店はすべて閉鎖・売却、8月には自己破産を申請。創業80年を誇る名門老舗は解散、「ありあけのハーバー」も市場から姿を消した。 *その後、有明製菓の元社員と有志が集まり、2000年(平成12年)10月に「ハーバー復活実行委員会」を結成〔ありあけのハーバー ありあけ(朝日新聞デジタル 2013年09月18日) 〕。パン・菓子類の製造・販売等を行う株式会社プレシアからの支援を受け「有限会社有明製菓」を横浜市緑区に設立、2001年(平成13年)4月26日には「ハーバー」も復活した。 *2007年に株式会社ありあけと有限会社有明製菓が合併し現在に至る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有明製菓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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