翻訳と辞書
Words near each other
・ 核安全サミット
・ 核実験
・ 核実験の一覧
・ 核実験博物館
・ 核実験場
・ 核家族
・ 核家族化
・ 核密約問題
・ 核密約文書
・ 核封入体
核小体
・ 核小体、核仁
・ 核小体オーガナイザー
・ 核小体付着染色質
・ 核小体付随体
・ 核小体付随染色質
・ 核小体低分子RNA
・ 核小体内染色質
・ 核小体域
・ 核小体形成体


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

核小体 : ウィキペディア日本語版
核小体[かくしょうたい]

核小体(かくしょうたい、,,:nucleolus)は、真核生物細胞核の中に存在する、分子密度の高い領域で、rRNA転写リボソームの構築が行われる場所のこと。一般に光学顕微鏡で観察できる。直径1〜3μm程度。、核仁とも言われる。生体膜によって明確に区分される構造ではない。成長期の細胞や活発に機能する細胞でよく発達する。
細胞周期の進行する中で前期には消失して核分裂に備え、rDNAからの転写とともに再形成される。
核小体を電子顕微鏡で観察すると、繊維状中心部 (Fibrillar centre: FC)、高密度繊維状部 (Dense fibrillar component: DFC)の二層と、周辺部にある顆粒部 (Granular component: GC)が認められる。RNAの転写とプロセシングは中央二層の領域で行われると考えられているが詳細については議論が残る。
rDNAからRNAポリメラーゼIによって転写されたrRNA前駆体はsnoRNA等の働きによりプロセシングを受け18S、5.8S、28S(高等動物の場合)のrRNAとなる。
真核生物の rRNAはこれにRNAポリメラーゼIIIによって転写された5S RNAを加えた物。rRNAにリボソーム蛋白質が会合して形成されたリボソーム核膜孔を経て細胞質に運ばれ翻訳装置として機能する。近年核細胞質間の輸送において核小体の機能が注目されている。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「核小体」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.