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核弾頭[かくだんとう]
核弾頭(かくだんとう、nuclear warhead)とは、モジュール化された核兵器のことであり、ミサイルや魚雷などの弾頭として用いられているもののことである。 == 概要 == 初期の核兵器は核爆弾として、爆撃機から投下する大型のものであった。これらは航空爆弾として核兵器と一体で開発された。しかし、1950年代後半、大陸間弾道ミサイルなどが開発されると、核爆発装置としての弾頭部(Warhead)と、搭載兵器(運搬手段)の開発が別個に行われるようになった。つまり兵器名と核弾頭の形式番号が明確に分離されるようになったのである。 例を挙げると、広島に投下された原爆の兵器名(Weapon Name)はリトルボーイ(Little Boy)であるが、弾頭の形式番号(warhead designation)はMk-1であり、これは不可分のものである。しかしW7型核弾頭は、コーポラル短距離弾道弾(SRBM)、自由落下爆弾ベティ、ボア空対地ミサイル、オネストジョン短距離弾道弾、核地雷(ADM)などの複数の核兵器に使用された。 核弾頭の設計・開発が搭載兵器の開発と分離されたため、核弾頭の設計は少人数ですむようになった。冷戦終結の頃、アメリカ国内にいた核弾頭の設計者は、わずか50人ほどだったと言われる。彼等は高度な機密を共有しお互いにファーストネームで呼び合う間柄だった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「核弾頭」の詳細全文を読む
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