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桜井の訣別(さくらいのけつべつ)は、日本の唱歌の一つ。楠木正成とその息子楠木正行の別れを歌った歌詞である。 「青葉茂れる桜井の」、あるいは「大楠公の歌」ともいう。 == 概要 == 作詞:落合直文 作曲:奥山朝恭 桜井の駅まで進軍して来た正成は意を決し、息子・正行を呼び、「兵庫へは討死覚悟で出陣するが、汝は故郷へ帰るように」と告げる。 正行は「いかに父上の命とは言えど、年若くとも死出の旅の供をしたい」と願い出る。 正成は「私の死後は尊氏の天下となろう、その日に備え成長し、国の為に天皇に仕えよ」と諭す。 さらに先年、天皇より賜った刀を差し出し、これを我が形見にせよと言い残し、「老いた母の元に帰れ」と正行に告げ、両者は泣く泣く別れ行く。なお、史実では、正行の母南江久子は正成より年下であり、当時三十代であったと考えられるから、高齢ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桜井の訣別」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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