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桜宮市(さくらのみやし)は、埼玉県幸手市・久喜市・北葛飾郡鷲宮町の3市町の合併によって2005年に誕生する予定であった市である。 == 概要 == 久喜市は幸手市・蓮田市等の周辺自治体に呼びかけ、埼玉県北東部9市町による「30万人田園都市構想」を提唱していたが、独自路線を取る自治体が多かったため、合併協議に唯一応じた鷲宮町と、2003年4月に合併協議会を設置した。 幸手市は当初、隣接する茨城県猿島郡五霞町との越県合併を推進していた。しかし市民の間で反対運動が起こり、この運動が越県合併推進派であった市長に対するリコール運動へ発展したことから出直し市長選挙が行われ、越県合併反対派から立候補した元久喜市水道部長が現職を下して新市長に当選した。この結果を受けて、同じ県内での合併へ方針転換し、12月に久喜市・鷲宮町との合併協議へ加わった。 2004年5月26日、一般公募に寄せられた2525通の意見より新市名を「桜宮市」に決定した。この名称は桜の名所として知られる幸手市の権現堂堤と鷲宮町の鷲宮神社に由来するが、当初から合併構想を主導し、3市町で最大の人口を有する久喜市が名称の由来から外れていることに対して、久喜市民の間に反発が生じ、各市町で住民投票を実施することになった。 9月19日、各市町で住民投票の投開票が実施された。投票率は全て有権者の過半数に達し、投票が成立した。その結果、幸手市と鷲宮町では賛成が過半数に達したが、久喜市では反対が上回り、3市町での合併構想は白紙撤回されることになった。 11月30日、住民投票の結果を受けて久喜市・幸手市・鷲宮町合併協議会は解散された。 その後、2007年に再び久喜市の主導で、鷲宮町と南埼玉郡菖蒲町及び白岡町の4市町で新たな枠組みの合併協議が開始され、後に北葛飾郡栗橋町も協議に加わったが、12月14日に白岡町は蓮田市との合併協議開始を理由に協議会を離脱した。幸手市も再度、協議会に参加する意向を表明したものの、協議会側が「市議会の同意」を条件としたことから、合併特例法の期限である2010年3月に手続きが間に合わないとしてこれを拒否し、単独で存続することとなった。 久喜市と菖蒲町・栗橋町・鷲宮町は、2010年3月に合併することで合意し、新市名は「久喜市」(新制)に決定した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桜宮市」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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