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棘鰭上目[きょくきじょうもく]
棘鰭上目(きょくきじょうもく、Acanthopterygii)は、硬骨魚類(条鰭綱)の下位分類群の一つ。スズキ目やカサゴ目など13目267科2,422属が所属し、魚類全体の約半数にあたる14,797種が含まれる〔。鰭に棘条(きょくじょう)と呼ばれる、硬い棘状の支持構造をもつことが特徴となっている。 == 概要 == 棘鰭上目は真骨類の中で最も進化が進んだ高位群として位置付けられ、およそ1万4,800種(うち4分の1は淡水魚)が所属する大きなグループである。より系統の古い真骨類(アカマンボウ目を除く)と比較すると、棘鰭上目の仲間では前上顎骨の突起が発達し、上顎の可動性がより高くなっている〔。その一方で、いくつかの系統では顎を前方に突き出す能力が二次的に退化している場合もある。 形態学的な特徴として、前述の上顎の機能とともに、鰭(特に背鰭・腹鰭・臀鰭)に棘条をもつこと、浮き袋に気道をもたないことなどが挙げられる。また、ほとんどの種類では上擬鎖骨を経由して胸鰭の骨格を支える靱帯(Baudelot's ligament)が基後頭骨から起始する。ただし、クジラウオ目など一部のグループでは、この靱帯は第一脊椎と連続している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「棘鰭上目」の詳細全文を読む
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