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いす型[いすがた]
いす型またはいす型配座(Chair conformation)は、シクロヘキサン環のように原子同士の結合がすべて単結合の六員環の化合物がとる立体配座のひとつである。ふね型とともに、すべての原子が三次元的に歪みのない立体配置を取ったときの形である。 == 安定性 ==
いす型配座は、炭素原子間の結合角が109.5度という理想的な角度を成している。ふね型配座も結合角は109.5度であるが、ふね型時の水素や置換基同士の反発のためいす型はふね型と比べてエネルギー的に安定な配座であり、単結合の六員環化合物のほとんどのものがこのいす型配座の状態で存在する。ただし、これは置換基同士の反発がすべて同程度の場合であり、極端にかさ高くまたいす型配座の時に立体障害を起こしやすい位置に置換基が結合している場合はこの限りではない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いす型」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cyclohexane conformation 」があります。
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