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植物燃料 : ウィキペディア日本語版
バイオ燃料[ばいおねんりょう]

バイオ燃料(バイオねんりょう)とは生物体(バイオマス)の持つエネルギーを利用したアルコール燃料、その他合成ガスのこと。石油のような枯渇性資源を代替しうる非枯渇性資源として注目されている他、二酸化炭素(CO2)の総排出量が増えない〔あくまで理論上であるが、植物が取り込んだCO2を燃料にして排出させているため、差し引き排出量は0という見方をすることもできる。詳しくはカーボンニュートラルを参照〕と言われていることから、主に自動車航空機を動かす石油燃料の代替物として注目されている。戦時中に代替燃料として松根油が研究された。
== 概要 ==
産業用燃料は、第二次オイルショックで原油価格が1バーレル 4ドルから17ドルに値上がりしたのを契機に、石油より安価な石炭・天然ガス・原子力等で代替されたが、1980-2000年の間、輸送用燃料は原油価格1バーレル 15ドル前後だったため代替燃料は採算が合わなかった。しかし、中国・インドの自動車の普及・経済発展による輸送燃料需要の急増により、2005年から2008年にかけて原油価格が1バーレル150ドルに暴騰し、地球温暖化問題によるCO2削減要請の高まりもあって、近年低コスト輸送用バイオ燃料への投資が拡大して研究開発・実用化が大きく進展するかに見えたが、その後、原油価格が産油国の増産により2016年2月現在、1バーレル30ドル台まで下落しており、オイルシェールシェールガス等と共に採算が取れなくなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バイオ燃料」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Biofuel 」があります。



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