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植物群落 : ウィキペディア日本語版
植物群落[しょくぶつぐんらく]
植物群落(しょくぶつぐんらく、)とは、一定範囲の場所に生成し互いに連関している植物の個体群全体を指す。単に群落ともいう。
ひとつの植物群落は、近辺の植物タイプの集合体とは別のものとして識別される。各植物群落を構成する植物は、土壌の質や地形、気候、また人間の手による自然秩序破壊の程度により影響を受ける。ひとつのコミュニティの内にもしばしば異なる質の土壌がいくつか見られる。
フォレストコミュニティ(林群集)を構成するのは林冠層または高木層と呼ばれる、枝や葉で覆われた最上部の層と、下層である。下層はさらに分割され低木層、草本層、そして時にはコケ層に分けられる。複合林においては、下層はより細かく分類されることもある。

==例==
コーカサス大草原北部の草地を例にとってみる。ここで多くみられるのは''Festuca sulcata'' と ''Poa bulbosa''である。また、ここのコミュニティでよく見られるスゲの種類は''Carex shreberi''である。その他の代表的な広葉の草本類として、''Artemisia austriaca''や''Polygonum aviculare''が挙げられる。
3層から成る植物群落の例としては、ニュージーランドのCentral Westland of South Island がある。この森林マキ/広葉樹の森林としては国内最大規模の広がりを持つ。高木層にはミロ、リム、マウンテントタラなどが生育している。中間層に見られるのは''Cyathea smithii''や''Dicksonia squarrosa''といったシダ類、そして最下層の着生植物には''Asplenium polyodon''、 ''Tmesipteris tannensis''、 ''Astelia solandri'' 、''Blechnum discolor''といったものが見られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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