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植物防疫所 : ウィキペディア日本語版
植物防疫所[しょくぶつぼうえきじょ]
植物防疫所(しょくぶつぼうえきじょ)は農林水産省施設等機関であり、植物防疫法に基づき有用な植物を害する動植物(害虫や病原体)の移入・移出を防ぐための検疫を行うことを主な業務とする。農林水産省における所轄課は消費・安全局植物防疫課。
==沿革==

*1914年(大正3年)11月1日 - 輸出入植物取締法に定める検査を行う機関として農商務省植物検査所が設置される(大正3年勅令第90号)。所長は設置期間を通じて桑名伊之吉。横浜の本所に加えて、神戸・門司・長崎・四日市・敦賀の5港に支所が、大阪・下関に出張所が、函館・東京・清水・武豊・名古屋・宇品・博多・三池・唐津・厳原・鹿児島に派出所が置かれた。名古屋派出所は大正13年に支所へ昇格。
*1924年(大正13年)12月20日 - 大蔵省税関へ併合され植物検査課となる。関東大震災の影響による経費節減のため。初代課長桑名伊之吉・2代狩谷精之(1927.3.31~)・3代岩佐龍夫(1943.4.8~)。
*1943年(昭和18年)11月1日 - 戦争により貿易量が減少したため税関ごと運輸省海運局へ移管。課長は引き続き岩佐龍夫。
*1945年(昭和20年)6月1日 - 動物検査課と合併し動植物検査課となる。課長は初代が鈴木夬(獣医官)、2代が再び岩佐龍夫(1946.2.1~)。
*1947年(昭和22年)4月25日 - 農林省の管轄下で動植物検疫所として独立設置される(昭和22年勅令第150号)。初代所長岩佐龍夫。
*1952年(昭和27年)4月1日 - 植物防疫所として独立。横浜・神戸・門司の3本所に加えて、6支所11出張所が置かれた。
*1961年(昭和36年)11月16日 - 名古屋植物防疫所の設置(4本所5支所21出張所)。
*1972年(昭和47年)5月15日 - 沖縄復帰にともない那覇植物防疫事務所(本所に相応)が開設(5本所8支所76出張所)。
*1978年(昭和53年)7月5日 - 農林省が農林水産省に改称される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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