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楊主明雲母(ようしゅめいうんも、)は、雲母の一種。化学組成は KMg2.5Si4O10F2、結晶系は単斜晶系。 == 産出地 == 宮脇律郎(国立科学博物館)らによって、中国のバヤンオボ(白雲鄂博)希土類元素鉱床から発見された新鉱物である。 == 性質・特徴 == 通常の雲母類では、KMg3AlSi3O10F2の組成式で4配位の場所に1個のアルミニウムが入るが、楊主明雲母ではそれがケイ素に置き換えられており、それによって生ずる過剰の電荷は、マグネシウムが0.5個欠落することによって整えられる。このような雲母は4配位シリカ雲母(tetra-silicic mica)と称され、2価の鉄を主とする montdorite, KFe2.5Si4O10F2 のマグネシウム置換体と考えることもできる。 == サイド・ストーリー == 名前は、希土類元素鉱物の研究に貢献した中国科学院の鉱物学者、楊主明にちなんで名づけられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「楊主明雲母」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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