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業務上疾病 : ウィキペディア日本語版
職業病[しょくぎょうびょう]

職業病(しょくぎょうびょう、Occupational disease)とは、特定の職業に従事することにより罹る、もしくは罹る確率の非常に高くなる病気の総称である。医学用語では「職業性疾病」、労働基準法では「業務上疾病」と表現される。また転じて、特定の役務を行なう人に降りかかる災難を指す場合もあるほか、特定の職業に就く人に顕著に見られる問題のある傾向も、この言葉で形容する場合がある。
== 歴史 ==
昔は劣悪な労働環境や、不十分な健康被害への対策に起因する多数の職業病が存在した。
日本では古くは重金属によるものが多く、奈良鎌倉大仏建立時には大仏の装飾に動員された金箔職人に、当時の金箔技法に利用されていた水銀アマルガムによる水銀中毒が多発した事を疑わせる記録が残されている。また、精錬に従事する人には水銀やなどによる中毒にかかる者が少なからず存在した。江戸時代には歌舞伎役者が化粧に用いる顔料の鉛白によって鉛中毒となるものがいた(五代目中村歌右衛門など)。
19世紀の後半に、重工業が盛んになり始めると金属精錬や金属溶融作業に従事する者の熱中症ヒューム等の吸い込みによる悪寒が見られるようになった。
また、20世紀の前半には、騒音などによる職業性難聴ダイナマイト製造従事者に見られる狭心症、化学関連製造従事者による有機化合物による皮膚などの溶解やがんが見られるようになり、20世紀の後半には、新しい重金属中毒、機械器具などによる振動障害、アスベスト作業に従事者に見られるじん肺(塵肺)など技術の進歩や新しい職種が増加するにしたがって新しい職業病が次々と発見されるようになった。
また職業病と呼ばれるものの中で、パソコン携帯電話の普及で簡単に文字変換が出来るようになったため、漢字を読めるが書けなくなるというものがある。
これは機械類に明るくない人からは単に学力不足と見られることが多く、近年では仕事や生活の違い等から生じる、誤解されやすい習性全般を職業病と呼称する傾向が強い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「職業病」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Occupational disease 」があります。



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