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檜原神社 : ウィキペディア日本語版
大神神社[おおみわじんじゃ]

大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市三輪にある神社式内社名神大社)、大和国一宮二十二社(中七社)の一社。旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社
別称として「三輪明神」、「三輪神社」がある。
== 概要 ==

神武東征以前より纏向一帯に勢力を持った先住豪族である磯城彦が崇敬し、代々族長によって磐座祭祀が営まれた日本最古の神社の一つで、皇室の尊厳も篤く外戚を結んだことから神聖な信仰の場であったと考えられる。〔桜井市立埋蔵文化センター「三輪山西麓の磐座を訪ねて」より 〕旧来は大神大物主神社と呼ばれた。〔延喜式神名帳大和国の式内社一覧を参照。〕
三輪山そのものを神体(神体山)としており、本殿をもたず、江戸時代に地元三輪薬師堂の松田氏を棟梁として造営された拝殿〔現在の拝殿(国の重要文化財)は寛文4年(1664年)に造営されたものである。それ以前は三つ鳥居(三輪鳥居)とそれに続く瑞垣が巡るに過ぎなかった。〕から三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残している。三輪山祭祀は、三輪山の山中や山麓にとどまらず、初瀬川と巻向川にはさまれた地域(水垣郷)でも三輪山を望拝して行われた。拝殿奥にある三ツ鳥居は、明神鳥居3つを1つに組み合わせた特異な形式のものである〔なお、三峯神社などにも、ほぼ同型の三ツ鳥居がある。〕。三つ鳥居から辺津磐座までが禁足地で、4~5世紀の布留式土器須恵器・子持勾玉・臼玉が出土した。三輪山から出土する須恵器の大半は大阪府堺市の泉北丘陵にある泉北古窯址群で焼かれたことが判明した〔神君(後に大神君・大三輪朝臣)の祖である大田田根子が茅渟県の陶邑から見いだされたとの記述と一致する(崇神記七年二月条)。〕。
摂社の檜原神社は倭姫命天照大神を磯堅城の神籬を立てて磯城の厳橿の本にはじめて宮中の外に祀った「笠縫邑」の地であると伝えられ、元伊勢の始まりの地となっている(垂仁記二十五年三月条)。また、作者不詳の三輪」ではキリ(終りの部分)の歌に「思えば伊勢と三輪の神。一体分身の御事。いわくら(磐座・言わくら)や」の言葉があり、伊勢神宮の元であることが伺える。
全国各地に大神神社・神神社(美和神社)が分祀されており、既に『延喜式神名帳』(『延喜式』巻9・10の神名式)にも記述がある。その分布は、山陽道に沿って播磨(美作)・備前・備中・周防に多い〔「大神神社 (曖昧さ回避)」「三輪神社」「美和神社」等も参考のこと。〕。
近年、大和七福八宝めぐり(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺當麻寺中之坊、安倍文殊院おふさ観音談山神社久米寺)の1つに数えられている。平等寺大御輪寺浄願寺(尼寺)の三つの大きな神宮寺があったが、現存する平等寺以外は明治時代廃仏毀釈で廃絶した。
例年11月14日に行われる醸造安全祈願祭(酒まつり)で拝殿に杉玉が吊るされる、これが各地の造り酒屋へと伝わった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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