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次数付き微分代数[じすうつきびぶんだいすう]
数学、特に抽象代数学やトポロジーにおいて、次数付き微分代数(differential graded algebra)は、代数構造として鎖複体の構造を持っている次数付き代数である。
== 定義 == 次数付き微分代数(differential graded algebra)(あるいは、簡単に DGA と記すこともある) ''A'' は、次の 2つの条件を満す degree 1 (コチェイン複体表記)かまたは、-1 (チェイン複体表記)の写像 を持つような次数付き代数である。 :(i) :これは、''d'' が ''A'' にチェイン複体、あるいはコチェイン複体の構造(微分が次数を上げるか下げるかに従う)をもたらすことを意味する。 :(ii) ここに deg は次数である。 :これは、微分 ''d'' が次数付きライプニッツ則を満すことを意味する。 次数付き微分代数(differential graded algebra)という用語は、アンリ・カルタン(Henri Cartan)による〔H. Cartan, Sur les groupes d'Eilenberg-Mac Lane H(Π,n), Proc. Nat. Acad. Sci. U. S. A. 40, (1954). 467–471〕。用語 DGA も DG-代数のかわりに使われることが多い。
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