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歓喜の歌 : ウィキペディア日本語版
歓喜の歌[かんきのうた]

歓喜の歌』(かんきのうた、喜びの歌、歓びの歌とも。 / アン・ディー・フロイデ、)は、ベートーヴェン交響曲第9番の第4楽章で歌われ、演奏される第一主題のこと。
== 歌詞 ==

歌詞は、シラーの詩作品「自由賛歌」(独: Ode An die Freiheit、仏: Hymne à la liberté〔 1785年)がフランス革命の直後ラ・マルセイエーズのメロディーでドイツの学生に歌われていた。そこで詩を書き直した「歓喜に寄せて」(''An die Freude'' 1785年初稿、1803年一部改稿)にしたところ〔、これをベートーヴェンが歌詞として1822年 - 1824年に引用書き直したもの。ベートーヴェンは1792年にこの詩の初稿に出会い、感動して曲を付けようとしているが、実際に第9交響曲として1824年に完成した時には、1803年改稿版の詩を用いている。
1785年のシラーの「自由」(Freiheit / フライハイト)の詩はフリーメイソンの理念を詩にしたものであり、ドレスデンのフリーメイソンの儀式のために書かれた。
ベートーヴェンは生涯にわたってシラーの詩集を愛読したが、実際に交響曲第9番ニ短調『合唱付』作品125の第4楽章の歌詞に織り込むにあたって、3分の1ほどの長さに翻案している。冒頭にバリトン歌手が独唱で歌う“おお友よ、このような音ではなく…”は、ベートーヴェンが自分で考えたものであり、シラーの原詩にはない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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