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正伝寺 : ウィキペディア日本語版
正伝寺[しょうでんじ]

正伝寺(しょうでんじ)は、京都市北区西賀茂にある臨済宗南禅寺派諸山の格式を持つ寺である。山号は吉祥山。寺号は詳しくは正伝護国禅寺という。本尊は釈迦如来
== 歴史 ==
文永5年(1268年)、東巌慧安が師の兀庵普寧を開山として烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まりとされる。兀庵は中国(南宋)からの渡来僧で、文永2年(1265年)に帰国しているが、東巖は師の兀庵を開山に勧請したものである。寺は比叡山延暦寺の衆徒によって破却され、東巖は鎌倉の聖海寺(現存せず)に移り、同地で建治3年(1277年)に没した。
寺が再興されたのは弘安5年(1282年)のことである。同年、賀茂社の社家・森経久の援助により寺は西賀茂の現在地に移り寺運は興隆した。室町時代には天皇家、将軍家の帰依を受けたが、応仁の乱1467年 - 1477年)の兵火により衰退した。豊臣秀吉徳川家康の援助を受け復興され、江戸時代には塔頭5寺を有していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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