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モウセンゴケ
モウセンゴケ (毛氈苔、学名 ''Drosera rotundifolia'' ) は、被子植物門のモウセンゴケ科に属する植物である。種小名''rotundifolia''に由来するマルバモウセンゴケという別名もある。食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。 == 概要 == コケとあるが種子植物である。ミズゴケ類の育つような湿地に生育する、背の低い草で、茎はごく短く、地面から葉を放射状に出す。葉にははっきりした葉柄があり、葉身はほぼ円形で、一面に長い毛があり、その先端から甘い香りのする粘液を出す。これに釣られるなどしてやってきた虫がくっつくと、粘毛と葉がそれを包むように曲がり、虫を消化吸収する。日当たりのよい場所に育つものでは、粘毛は赤く色づき、一面に生育している場所では毛氈を敷いたように見えることから、毛氈苔の名がある。 根はほとんど発達しない。冬になると、茎の先端に葉が丸まったような冬芽をつける。 モウセンゴケと同属の植物は世界中に多数の種があり、いずれも葉の表面に粘毛をつけ、それによって虫を捕らえる食虫植物である。いくつかの型の植物がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モウセンゴケ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Drosera rotundifolia 」があります。
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