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民俗資料緊急調査[みんぞくしりょうきんきゅうちょうさ] 民俗資料緊急調査(みんぞくしりょうきんきゅうちょうさ)とは、集落の解体や移転にともない、それに先だっておこなわれる民俗資料(伝承資料)の調査のことである。考古資料における緊急発掘調査に相当する。 == 概要 == 民俗資料には、生活様式の変化や生産技術の急速な発展などによって、場合によっては不要なものとされて伝承されなくなったり、改変させられたりするものが少なくない。とくにダムの造成などの開発行為によって、集落が解体されたり、地域住民が丸ごと立ち退きを余儀なくされる場合には、民俗調査や民具の収集を緊急におこなわれなければならない。これが民俗資料緊急調査である。 民俗資料緊急調査は、まず1963年(昭和38年)に文化財保護委員会(いまの文化庁文化財部)が全国規模で予備的調査をおこない、1965年(昭和40年)以降は文化財保護委員会(→文化庁文化財保護部→文化庁文化財部)が各都道府県の教育委員会に企画・実施させ、調査に際しては国庫より補助金を支出することとした。その原因の種別としては、ダムによる集落の水没、干拓、振興山村指定、都市開発、過疎対策などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「民俗資料緊急調査」の詳細全文を読む
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