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民数記 : ウィキペディア日本語版
民数記[みんすうき]

民数記』(みんすうき、、)とは旧約聖書中の一書で、伝統的に四番目に置かれてきた。モーセ五書のうちの一書。イスラエルの民の人口調査に関する記述があることから、七十人訳聖書では『アリスモイ』(数)と呼ばれ、そこから民数記という名称が生まれた。ヘブライ語では冒頭の語から『ベミドバル』と呼ばれるが、これは「荒れ野に」という意味である。
物語は出エジプトの出来事から二年二ヶ月後に始まり、ヨルダン川にたどりつくのが40年目であるとしている。
==内容==
大きく分けて以下の三つに分けられる。
#シナイ山における人口調査と出発に至るまでの記述、ナジル人など種々の規定(1章~10章10節)
#シナイ山からモアブにいたる道中の記述、カナンへの斥候の報告にうろたえる民の姿(10章11節~21章20節)
#カナンの民との戦い、ヨルダン川にたどりつくまで(21章21節~36章)
*1章 シナイの荒野における人口調査、レビ人の務め
*2章 幕屋と宿営地に関する神の指示
*3章 レビ人の祭司としての職務
*4章~6章 レビ人の氏族の調査、汚れやナジル人に関する規定
*7章~9章 祭壇の奉献と聖所の祝別
*10章~12章 イスラエルの民の荒れ野の旅と不満、モーセを蔑ろにしたアロンミリアムへの罰
*13章~14章 カナンを偵察した斥候の報告と民の嘆き
*15章~17章 コラの反逆、アロンの杖
*18章~19章 アロンの子孫とレビ人の祭司としての役割
*20章~21章 メリバの出来事、ミリアムとアロンの死、カナン人アラドの王の死、青銅の蛇による罰、アモリの王シホンとオグとの戦い
*22章~24章 バラクバラムの物語、バラムとろば
*25章~27章 カナン入りを前にした人口調査。後継者ヨシュアの任命
*28章~29章 献げ物に関する規定
*30章~32章 ミディアンへの勝利、逃れの街の規定
*33章~36章 エジプトを出てからの旅程、イスラエルの嗣業の土地、レビ人の町、相続人が女性である場合の規定

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「民数記」の詳細全文を読む



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