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民生用[みんせいよう] 民生用(みんせいよう)とは、主に映像・音響・通信などに関連した電子機器や装置において、一般消費者による使用・一般家庭での使用を目的としていること、または、そのことを前提に開発・設計された製品・規格〔民生用とは - はてなキーワード 〕を指す(その場合は民生機、民生規格などとも表現される)。分野により「コンシューマー用」「家庭用」などと呼ばれる場合もあるが購入者や使用場所に限らず、例えば道路標識や信号機などのように一般生活に関わる設備を指す場合のほか、航空機などのように軍用の対義語としての意味を持つ場合もある。 一方、厳密な精度や耐久性が要求されるプロユースを前提とした製品は業務用、産業用、軍事用などと呼ばれる。民生用製品は一般店頭などで市販され誰でも購入できるが、業務用や産業用、軍事用製品は販路が限定され、一般店頭に並ぶことはない〔ただし、商品分野によっては明確な境界は引かず、大まかにプロ向け・アマチュア向けなどとしてラインナップを区別する程度にとどめる場合もある(楽器・画材・ソフトウェアなど)〕。 == 映像機器分野における傾向 == 映像・放送業界といったプロの現場においては、かつての民生用は放送業務用との性能・精度の差が大きかった。 しかし、とりわけカムコーダにおいてはMiniDVフォーマットの登場以降の大幅な性能向上に伴い、本来民生用であるものがプロユースで利用される例も多くなった。また民生用をベースにほぼ同一仕様のままコネクタ・規格等の一部をブラッシュアップした製品が業務用として発売される例もある〔HVR-A1J - 家庭用カムコーダをベースに業務用としてブラッシュアップされた製品の例〕。 かつても、民生用ハイエンド製品の中には、ソニーEDC-50(ED CAM)や松下NV-M10000などのようにもはや家庭用とは呼べないほど本格的な製品も存在し、それらは民生用と業務用の中間に位置するという意味合いから、俗にプロシューマーと呼ばれていた(「プロフェッショナル」と「コンシューマー」を掛け合わせた造語)〔ビデオSALON誌(玄光社刊)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「民生用」の詳細全文を読む
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