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気管切開(きかんせっかい、tracheotomy)とは、気管とその上部の皮膚を切開してその部分から気管にカニューレを挿入する気道確保方法。 == 適応 == 気管切開は上気道の状態に関わらず確実な換気が得られる一方、生体への侵襲が大きいという欠点がある。そのため、気道確保が必要な患者に最初に気管切開を行うことは原則としてない。以下に挙げる条件が適応となりうる。 # 気管挿管が長期にわたっている場合 #: 気管挿管を長期にわたりおこなっていると、カフ圧によって気管粘膜が障害され、潰瘍や狭窄を起こしたり、感染の原因となったりすることもある。そのため、長期にわたりそうな場合は気管切開に変更する。 # 気道確保が必要な症例で気管挿管ができない場合 #: 原則として気管切開は緊急時の第一選択とはならないが、上気道の損傷や腫瘍による狭窄・閉塞などで挿管できない場合や、頚髄損傷の恐れがあり頚部を伸展できない場合は気管切開によって確実に気道を確保することが有効となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「気管切開」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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