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水上勉 : ウィキペディア日本語版
水上勉[みずかみ つとむ]

水上 勉(みずかみ つとむ、みなかみ つとむ、1919年大正8年)3月8日 - 2004年平成16年)9月8日)は、日本男性小説家福井県大飯郡本郷村(現:おおい町)生まれ。苗字の読み「みずかみ」は本姓であり、筆名(ペンネーム)としては、長年「みなかみ」が使用された。。
== 生涯 ==
福井県の棺桶職人〔上杉佐一郎『連帯を求めて』p.62〕の家に生まれ、5人兄弟の次男として育った。生家は乞食谷(こじきだん)という谷の上にあり、そこは死体を埋める谷のとば口で、一家は地元の素封家の所有する薪小屋に住んでいた〔水上勉『泥の花』〕。
貧困から、9歳(一説には10歳)の時、京都臨済宗寺院相国寺塔頭、瑞春院に小僧として修行に出される(この時、寺に住み込んで画の練習をしている南画家の服部二柳を見ている)が、あまりの厳しさに出奔。 その後、連れ戻されて等持院に移る(これらの経験がのちに『雁の寺』、『金閣炎上』の執筆に生かされた)。10代で禅寺を出たのち様々な職業を遍歴しながら小説を書くが、なかなか認められず、また経営していた会社の倒産、数回にわたる結婚と離婚、最初の結婚でできた長男(窪島誠一郎)との別離など、家庭的にも恵まれないことが多かった。
旧制花園中学校(現・花園中学校・高等学校)卒業。1937年昭和12年)、立命館大学文学部国文学科に入学するも生活苦のため半年で中退。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「水上勉」の詳細全文を読む



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