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水上原子力発電所[すいじょうげんしりょくはつでんしょ]
水上原子力発電所(すいじょうげんしりょくはつでんしょ、Floating nuclear power stations、、АТЭС ММ)とは現在、ロシアにおいて建造が進められている海上に浮かべられた原子力発電所である。 これらはロシア連邦原子エネルギー局で建造が進められている自己完結、低容量の浮かぶ原子力発電所であり、2基の改良型KLT-40Sソビエト海軍核推進動力炉をそなえる施設となる。現在数隻の建造が計画されている。 この施設はまず造船所において大きな構造物を造り上げ、電力消費地である市や町、工場群地帯の近くの沿岸部まで曳航されてゆく。それぞれの船は最大70MWの電力または300MW分の熱エネルギーを供給し、これはほぼ20万人の人々が住む市への供給分に相当する。これは24万m3/日の脱塩化処理プラントに改造することが出来る。〔''Floating Nuclear Power Stations. Russia overcame America. New project by Russian Nuclear Scientists'' RIA Novosti April 16 2006〕〔Russia to Build World's First Floating Nuclear Power Station for $200,000 MosNews〕 == 燃料 == このプラントは3年毎に核燃料の交換が必要となり、これは毎年20万メートルトンの石炭や10万トンの石油の消費削減に貢献することになる。この原子炉は40年の寿命が見込まれており、12年毎に故郷である造船所へと曳き戻されて波止場につながれオーバーホールを受ける。核廃棄物は、造船所とロシアの核エネルギー産業による組織がすべての処理を行う予定である。これにより発電する場所での放射性物質の痕跡は一切残らないことになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水上原子力発電所」の詳細全文を読む
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