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ソナー
ソナー(SONAR、Sound navigation and ranging、ソーナー)とは、水中を伝播する音波を用いて、水上船舶や潜水艦、水中や海底の物体を捜索、探知、測距する装置である。超音波探信儀とも呼ばれる。水中測的のための音波発信装置と聴音装置の組み合わせで、振動子や検知器を中心とした探知システム全体を指す。通常は超音波を使い、音波を発射し、物体からの反射によって距離や方位を探知するが、反射ではなく水中の物体が発する音を探知・測定するタイプもある。 軍用品として、自ら音波を発するモードや自らは音波を発せずに聴音するだけのモードを組み合わせた複雑で大規模な水中測的装置から、レジャー用を含む簡易な魚群探知機まで、多様なソナーが存在する〔。水深を測るのにも使用され、船の航行速度を測るドップラー・ソナーも存在する。 == 名称 == 「ソナー」や「ソーナー」は "Sound navigation and ranging"(音波 航行と測距)の頭文字をとった英語名称 "SONAR" 〔"SONAR"は第二次世界大戦中に米海軍によって作られた造語である。時系列で言えば、英国の"ASDIC"の方が早くに登場しているが委員会名を付けたため判り難いためか、世界的にはSONARの方が普及している。〕に基づく日本語での名称である。英国では第一次世界大戦時の英国海軍の対潜技術の専門家と科学者達による委員会 "ASDIC" (Anti-Submarine Detection Information Comittiee、対潜探知情報委員会)から〔、ソナー装置がその委員会の名前で呼ばれたこともあり、英国とドイツではASDICと呼ばれ、日本語でも「アスディック」と呼ばれる場合がある。 また、レーダーが電波探信儀とも呼ばれるように、ソナーが超音波探信儀と呼ばれることがある。レーダーが電磁波を使用した探信儀であるのに対して、ソナーは超音波を使用した探信儀であるためである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソナー」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sonar 」があります。
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