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水平対向2気筒[すいへいたいこうにきとう]
水平対向2気筒(すいへいたいこうにきとう)はレシプロエンジン等のシリンダー配列形式の一つで、2個のシリンダーが水平に対向して配置されている形式である。当記事では専らピストン式内燃機関のそれについて述べる。海外ではフラット2(Flat-Twin)とも呼ばれ、F2と略されることもある。また、ボクサー2(Boxer-2)とも呼ばれ、B2と略される場合もある。 == 概要 == 水平対向2気筒は静的にも動的にも重量バランスがよくエンジンの振動が小さいうえ、等間隔爆発でトルク変動が少ないために初期のオートバイで広く採用されたが、左右のシリンダーに若干のクランクシャフト方向のずれが生じ、カップリング振動(偶力振動)が発生するため、エンジン単体で完全バランスを達成することは難しいとされる〔。このずれはV型2気筒ではコンロッドの厚み分だけだが、水平対向2気筒では180°位相のクランクピン2つをつなぐクランクアームの厚み分が加わる。カップリング振動を低減するために、BMWはクランクシャフトと同速で逆回転するバランサーシャフトを採用している〔モーターファン・イラストレイテッド Vol.20 P.067〕。また、高齋正は、機構が複雑にはなるが、従来のN形のクランクをM形とし、Mの2つの頂点にY形にした一方のコンロッドを取り付け完全にバランスをとった完全水平対向2気筒エンジンを紹介している〔『幻走』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水平対向2気筒」の詳細全文を読む
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