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水戸芸術館(みとげいじゅつかん、英称:Art Tower Mito〔水戸芸術館 概要 (2012年7月26日閲覧。)〕)は、1990年(平成2年)3月22日に開館した茨城県水戸市にある美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合施設である。設計は建築家の磯崎新。運営は公益財団法人水戸市芸術振興財団。初代館長は音楽評論家の吉田秀和。吉田の後任として2013年4月1日に同館専属の水戸室内管弦楽団の音楽顧問である指揮者の小澤征爾が二代目館長に就任した〔2013年4月24日付『読売新聞』〕。 == 概説 == 水戸市中心部に建つこの施設は、中心市街地活性化の意味も込めて、敷地狭隘のため移転した水戸市立五軒小学校の跡地に市制100周年記念施設として建設された〔。発案者である当時の佐川一信市長が文化によるまちおこしを意図し力を入れたため、市の年間予算の1%(約9億円)を活動資金にする制度〔水戸芸術館 運営理念・特色 (2012年7月26日閲覧。)〕を日本で初めて導入した。建設費は103億5,584万円〔。 また美術・音楽・演劇の各部門には開館前から「芸術監督」が任命され、彼らが施設に必要・不必要な機能などを設計者と協議し、設計に反映させている〔水戸芸術館の設計 磯崎 新 - 水戸芸術館設立に際して 〕。これら1%予算や芸術監督制度は、市長が変わったあとも引き続き続けられ、館の活動を支えている。 その後芸術監督制度については、美術部門・演劇部門での辞任(以後空席)、音楽部門畑中良輔の逝去に伴い、それぞれ企画運営委員会と財団による運営に移行している。 日本各地から観客を集めている。自主企画によって演奏や展示などの事業を行い、専属の劇団や楽団をもつソフト重視の運営形態が特色である〔。 2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では天井の一部やパイプオルガンなどが破損し、タワーの展望室にいた観客は取り残され非常階段で避難した。地震後は点検などのため5月末までの休館を余儀なくされていた〔テレビに映るあの建物は 水戸芸術館シンボルタワー 震災後ネットなどで話題 東京新聞、2011年5月15日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水戸芸術館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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