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水没泳法[すいぼつえいほう]
水没泳法(すいぼつえいほう)とは、日本人の競泳選手であった高橋繁浩と恩師の鶴峯治が二人三脚で完成させた平泳ぎの泳法の一つであり、その呼称である。現在、平泳ぎの主流となりつつある頭部が水没するフラット泳法と呼ばれる泳ぎの原型はこの水没泳法であると言える。 == 解説 == 重力に逆らわず水中でストリームラインを取ることで水の抵抗を減らそうと考案されたもので、1ストロークごとに、水面下に頭部が完全に沈み、大きな泳ぎになるという特徴がある。水没泳法には極めて高度な技術が要求された。 一時期、潜水泳法を禁止した国際水泳連盟によるルールの解釈で泳法違反にあたるとされていたが〔高橋繁浩はそのために国際大会で泳法違反による失格を受けた例がある。NHK 1988年 朝日新聞 1988年 毎日新聞 1988年 スイミング・マガジン 1988年〕、欧米でウェーブ泳法が開発されたことにより、1987年に国際ルールも改正・緩和されて、水没も認められるようになった経緯がある〔[http://www.asahi.com/sports/intro/TKY201206080334.html 14歳岩崎恭子、競泳最年少の金] 朝日新聞 1992年7月28日掲載。〕。 しかし、その後は、ウェーブ泳法が平泳ぎの主流になった。頭部が水没するという類似性はあるものの、重力に逆らい水上に上体を出すことで水の抵抗を減らそうと考案されたウェーブ泳法と水没泳法は極めて対照的である〔[http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/2741/1/goyat02.pdf 2方向同時撮影による平泳ぎトップスイマーのタイミング動作の解明 ] 合屋十四秋・鶴峰治・高橋繁浩 1989 年。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水没泳法」の詳細全文を読む
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