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水郷[すいごう]
水郷(すいごう、すいきょう)とは、(1) 水のほとりの村、(2) 河川や湖沼が多くある景勝地、(3) 特に茨城県・千葉県にまたがる利根川下流域から霞ヶ浦にかけての低湿地帯の称、のこと。 == 概要 == 明治時代から昭和の初めにかけて水郷は「すいきょう」と呼ばれ、水のほとりの村を指していた〔「漢語故諺熟語大辞林」(1901年刊行)、「辞林」(1907年)、「大辞典」(1912年)、「辞海」(1914年)など 〕。このころ文人墨客〔 「妻木」松瀬青々(1904年)、「思ひ出」北原白秋(1911年)、「水郷めぐり」田山花袋(1920年)ほか 〕により日本の各地で水郷と呼ばれていた場所があったが、その中でも利根川下流から霞ヶ浦にかけての地域を水郷(すいごう)と呼ぶようになった〔 「船頭小唄」の全国的流行、日本八景選定の大運動を経て、「すいきょう」と呼ばれる地域は数多くあることから、佐原・十六島・潮来の水郷を他と区別し固有名詞化するために「すいごう」と呼ぶこととした。「佐原市史」(1966年) 〕。 現在では、河川の合流部や下流の三角州地域、湖沼の近くなどの低湿な水辺地域のことを「水郷」と呼ぶことが多い。このため一般的に移動手段として舟運が発達していた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水郷」の詳細全文を読む
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