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水酸エレスタド石[すいさんえれすたどせき] 水酸エレスタド石(すいさんエレスタドせき、 Hydroxylellestadite)は1971年に発表された新鉱物で、当時住友金属鉱山の研究所に勤務していた鉱物学者原田一雄などにより、埼玉県の秩父鉱山から発見された〔Harada, K. et al. (1971): Hydroxylellestadite, a new apatite from Chichibu mine, Saitama Prefecture, Japan. Amer. Mineral., 56, 1507-1518.〕。 化学組成はCa10(SiO4)3(SO4)3(OH)2で、六方晶系。燐灰石スーパーグループのEllestaditeグループに属し、ハロゲンなどの入る位置に水酸基が卓越する種である。発表当時は新鉱物として認定されていたが、最近の検討により、原田などの研究よりも早い時期に、既に発見されていたことが明らかとなり、日本からの新鉱物とすることには疑問符がつくこととなった〔Pasero, M. et al. (2010): Nomenclature of the apatite supergroup minerals. Eur. Jour. Mineral., 22, 163-179.〕。 ==脚注== 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水酸エレスタド石」の詳細全文を読む
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