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水酸化アンモニウム : ウィキペディア日本語版
水酸化アンモニウム[すいさんかあんもにうむ]

水酸化アンモニウム(ammonium hydroxide)は、アンモニア水溶液を示す場合に用いられる名称である。アンモニア水(ammonia water)とも呼ばれ、NH3(aq)と表すことができる。アンモニア水中の電離平衡において中間体として NH4OH の存在が仮定されたこともあるが〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕、この化学種の存在は否定されている〔 F.A. コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年〕。
化学式と塩のように表すが、この化学種の単離は不可能であり、希釈水溶液としてのみ存在する〔Housecroft, C. E.; Sharpe, A. G. (2004). ''Inorganic Chemistry'' (2nd ed.). Prentice Hall. p. 187. ISBN 978-0130399137.〕。
== 塩基性度 ==
水溶液中ではアンモニアと水は次のような平衡にある。
:NH3 + H2O \rightleftharpoons NH4+ + OH
1Mのアンモニア水溶液では、約0.42%のアンモニアがアンモニウムイオンとなり、pHは11.63となる。塩基解離定数は:
:''K''b = / = 1.8×10−5

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「水酸化アンモニウム」の詳細全文を読む



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