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水野年方[みずの としかた] 水野 年方(みずの としかた、慶応2年1月20日(1866年3月6日) - 明治41年(1908年)4月7日)は、 明治時代の日本画家、浮世絵師。 == 来歴 ==
=== 生い立ち ===
月岡芳年の門人。元の姓は野中、通称は粂次郎または粂三郎。 応斎、蕉雪と号す。神田東紺屋町〔死亡直後に年方の特集を組み、後の年方の伝記に大きな影響を与えた『絵画叢誌』第252号(明治41年4月15日刊)では、「山本町」と記しているが、当時の神田の地図に山本町はない。ただ少なくとも年方が育ったのは東紺屋町であったらしく、鏑木清方が入門した当時も東紺屋町としている。〕に住む左官の棟梁・野中吉五郎の長男として生れる。生来絵を好み、父の仕事を継ぐべく仕事場に行って土捏ねをするさなかに、漆喰にコテを使って絵を描いていたという。それを見ていた出入りの旦那が、年方の父に向かって「こんなに(絵が)好きなら一つ習わせてみたらどうか。失礼ながら(年方は)職人には惜しい品の良い子、骨細で色白な、あれあの日盛りの土蔵の屋根で仕事をしている柄ではない」と説き、父も年方が嫌と言えなかったことを不憫に思い、絵の道に進むのを認めた〔鏑木清方 「水野年方逝く」(『絵画叢誌』第252号、明治41年4月15日)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水野年方」の詳細全文を読む
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