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水陸両用車[すいりくりょうようしゃ]
水陸両用車(すいりくりょうようしゃ)は、水上、陸上共に走行が可能な自動車である。主として軍事用だが、民間でも観光や趣味に利用される。 == 概要 == 軍事用の他、水難救助車、災害対策車両などとして使われる。日本においては水上を走行する場合、船舶の扱いとなるため、運転手は通常の免許のほか、船舶免許も所持する必要がある。ドイツのシュビムワーゲン、RMA製アンフィレンジャー2800SR、フォード GPAジープなどがある。水上での航行に耐えるように水密構造になっている他、末尾に航行用のスクリューを装備しているものが多い。 大量生産された市販車両としてアンフィカーがあり、また、2003年には、スポーツカースタイルのギブス・アクアダが発表され、大きな話題となった。他にも市販車などを改造した水陸両用車も存在する。 軍事用としては、渡河や上陸作戦などに使用される。特に上陸戦に使われる本格的な物がそう呼ばれるが、一般の装甲車両でも簡易な渡河能力を持っている物が少なくない。これらのうち兵員輸送能力がなく、戦車および軽戦車としての機能を持っている物を特に水陸両用戦車と呼ぶ。陸上自衛隊が装備する94式水際地雷敷設装置も水陸両用車である。 基本的には船舶ではないため長距離の航行には向かないが、BBC自動車番組トップ・ギアのSeries10 Episode3において、日産・ダットサントラックのD21型を改造した水陸両用車でドーバー海峡(約34km)の横断に成功している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水陸両用車」の詳細全文を読む
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