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羊背岩[ようはいがん] 羊背岩(ようはいがん)とは、基盤岩が氷河の侵食作用(氷食)によって凸地形に変形したものを指す。岩の起伏が波状を示している、または連続して群れをなしているような場合は''羊群岩''と呼ばれることもある。他に、氷食円頂丘、ロッシュムトネ、ルントヘッカーなどの訳語も用いられている。 == 概要 == 岩盤は氷河流動になじむように全体的に丸く研磨される。動体力学的に上流側が丸くなり、下流側はブロック状に剥ぎ取られる。このように、上流と下流とで形が大きく異なるため、羊背岩の形状から氷河の流動方向を知ることができる。 また、研磨侵食によってできた羊背石などが平面的にあらわれると羊背石原がつくられる。 羊背石原が示す方向は、氷河の流れる進行方向と一致し、その上には氷河によってできた擦痕や条線がたくさん残っている。 羊背岩は、大陸氷河で形成される場合が多いが、山岳氷河でも観察されている。羊背岩間の凹地には、氷河が消えたのち小池が形成されることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羊背岩」の詳細全文を読む
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