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永久パターン(えいきゅうパターン)は、コンピュータゲームで、ある一定の行動を繰り返すことでゲームオーバーになることなく半永久的にゲームを続けることができる動作のことである。 俗に縮めて「永パ」、 == 概要 == 永久パターンは次の3つの側面から忌避される。 ; アーケードゲームにおけるインカム(収益率)の低下 : アーケードゲームではゲーム開始時に料金を投入後はゲームオーバーまでプレイ可能なため、永久パターンが存在した場合、1人のプレイヤーがゲーム筐体を独占することとなり、結果として電気代のみが大きくかさんでインカムの悪化につながる。 ; ハイスコア集計の無意味化 : 特定の過程で点数を無限に稼げる場合、たとえそれがわずかなものでもハイスコア集計が無意味になる。アーケード版『倉庫番』では1手順10点という点効率であるが永久パターンによる集計打ち切りの対象となった。 ; RPGにおける難易度の低下 : レベルや熟練度があるもので一部のゲームでは特定の環境を設定すると自動でレベルが上げられる等の永久パターンも確立されている。プレイヤーがこれらを実行した場合、ゲーム製作者が想定している難易度やプレイヤーが実際に操作する実質的なプレイ時間を大幅に下げる事となるため、チートと同様に忌避される行為である。 この他にもオーバーフローによるバグを引き起こす可能性がある。コンピュータゲームにとっては致命的な動作であり、製品の発売前にできうる限りの対策が施される。しかしすでに出回っているゲームに永久パターンが発覚することもしばしばあり、時には永久パターンを潰すためにプログラムがバージョンアップされることもある。また、永久パターンの存在が公表された場合も、具体的な再現方法は基本的には公表されない。 なお、2000年代以降のアーケードゲームではインベーダー登場以前の「制限時間制」への回帰傾向にあり、永久パターンという概念そのものが成立しない環境になりつつある。音楽ゲームでは特定ステージ数を消化すれば強制的にゲームオーバーとなるため、永久パターンそのものが存在しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「永久パターン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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