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永井 恒(ながい ひさし、1956年(昭和31年)1月1日 - )は、日本の聴覚障害ランナー。 == 人物 == 静岡県磐田郡佐久間町(現・浜松市天竜区)に先天性ろうあ者として生まれる。一女四男の末っ子。一番上の姉、三男と永井恒がろうあ者。浜松聾学校中学部3年生の時、先生の勧めなどもあり長距離走をはじめる。小柄でいじめなどに苦しんだこともあったが、校内のマラソン大会で優勝したことをきっかけに、自信が芽生え、以来、前向きな心を持ち、長距離走に打ち込むようになる。高等部卒業後も長距離走を続け、1983年には5000m・1万mのろうあ者日本最高記録を樹立し、その後マラソンでも同記録保持者(いずれも当時)となる。50歳を越えた今も走り続け、これまで参加した大会は350以上。早くから手話通訳者の参加を求めるなど、ろうあアスリートの先駆的存在。2007年には、全国47都道府県すべてで、フルマラソンを含む長距離走大会に優勝した〔史上初の“全国制覇”達成 ロンドンでもV狙う - 東京新聞(2008年3月2日)2014年3月30日閲覧〕。マラソン以外にも、ろうあ者の理解を深めるため、講演活動など国内外でさまざまな活動を展開。『聴力障害者の時間』『ろうを生きる 難聴を生きる』(NHK教育)『それでもぼくは走り続ける〜47回目のラストスパート』〔「地方の時代」映像祭において2008年優秀賞受賞。「地方の時代」映像祭 作品紹介 2014年3月30日閲覧〕(SBS静岡放送)などに出演した。 ■日本全国47都道府県マラソン大会優勝達成歴 北海道 函館ハーフマラソン(ハーフ) 2003年 青森 たけのこマラソン(5㎞) 2006年 岩手 岩手山ろくファミリーマラソン(4㎞) 2006年 宮城 みやぎ蔵王高原マラソン(5㎞) 2006年 秋田 山田記念ロードレース兼秋田県ロードレース大館大会(10㎞) 2006年 山形 果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン(5㎞) 2003年 福島 会津若松市鶴ヶ城健康マラソン(5㎞) 2003年 茨城 道の駅いたこニューイヤーSUNSUNマラソン(10マイル) 2007年 栃木 藤岡ジョギング(5㎞) 2006年 群馬 粕川健康マラソン(10㎞) 2005年 埼玉 白岡町新春マラソン (5㎞) 2006年 千葉 千葉海浜元旦マラソン (10㎞) 2006年 東京 小金井元旦ロードレース (10㎞) 2004年 神奈川 全日本JBMAマラソン小田原大会 (5㎞) 2005年 山梨 南アルプス桃源郷マラソン (ハーフ) 2003年 新潟 柏崎潮風マラソン (ハーフ) 2006年 長野 天竜峡温泉健康マラソン (5㎞) 2002年 富山 神通川マラソン (5㎞) 2006年 石川 全国健勝マラソン日本海大会 (10㎞) 2005年 福井 丸岡古城マラソン (ハーフ) 2004年 静岡 磐田ロードレース (10㎞) 1998年 愛知 とよあけマラソン (10㎞) 2002年 三重 四日市シティロードレース (5㎞) 2006年 岐阜 山の村だいこんマラソン (10㎞) 2002年 滋賀 水郷の里マラソン (5㎞) 2001年 京都 くみやまマラソン (5㎞) 2006年 大阪 門真ハーフマラソン (10㎞) 2004年 兵庫 やしろ新春学園マラソン (10㎞) 2004年 奈良 やまぞえ布目ダムマラソン (3㎞) 2006年 和歌山 モンテ・オウ・コスモス (10㎞) 2006年 鳥取 天体界道100㎞日南おろちマラソン全国大会 (37㎞) 2005年 島根 つわのSL健康マラソン(5㎞) 2006年 岡山 べいふぁーむ笠岡マラソン (ハーフ) 2007年 広島 もみのき森林公園ファミリーマラソン (10㎞) 2005年 山口 蜂ヶ峯クロスカントリー (5㎞) 2006年 徳島 阿波市民マラソン (4.3㎞) 2007年 香川 小豆島オリーブマラソン全国大会 (5㎞) 2006年 愛媛 坊ちゃん一緒にらんランRUN (10㎞) 2004年 高知 本山汗見川清流マラソン (4.4㎞) 2006年 福岡 玄海なぎさマラソン (10㎞) 2006年 佐賀 みやき町ロードレース (5㎞) 2007年 長崎 小柳賞佐世保シティロードレース (5㎞) 2006年 熊本 ふくろ甘夏元旦マラソン (5㎞) 2002年 大分 なのはなの里むさし健康マラソン (10㎞) 2006年 宮崎 都農尾鈴マラソン (5㎞) 2006年 鹿児島 出水ツルマラソン (3㎞) 2006年 沖縄 伊江島一周マラソン (10㎞) 2006年 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「永井恒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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