翻訳と辞書
Words near each other
・ 汎アラブ色
・ 汎アルメニア国民運動
・ 汎ゲルマン主義
・ 汎スカンジナビア主義
・ 汎スカンディナヴィア主義
・ 汎スラブ主義
・ 汎スラブ色
・ 汎スラヴ主義
・ 汎スラヴ色
・ 汎ソマリ主義
汎ツラン主義
・ 汎テュルク主義
・ 汎トゥラン主義
・ 汎トルコ主義
・ 汎バビロニア主義
・ 汎マイム工房
・ 汎ムスリム会議
・ 汎モンゴル主義
・ 汎ヨーロッパピクニック
・ 汎ヨーロッパ・ピクニック


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

汎ツラン主義 : ウィキペディア日本語版
ツラニズム
ツラニズム(Turanism), 汎ツラニズム(Pan-Turanism)、汎ツラン主義とは、中央アジアを起源とするとされる様々な民族の民族的・文化的統一性を、イラン語で中央アジアを意味する単語「ツラン」を用いて、主張する動きである。汎ツラニズムは他の汎スラブ主義汎ゲルマン主義汎イラン主義汎ケルト主義汎スカンジナビア主義汎トルコ主義等の他の汎ナショナリスト政治イデオロギーと類似する。
この政治イデオロギーはフィンランド人ナショナリストで言語学者のMatthias Alexander Castrénに起源を発する。彼は汎ツラニズムのイデオロギー、すなわちウラル・アルタイ系民族の人種的な統一性と将来にわたる重要性への信念を擁護した。彼は、フィン人中央アジアアルタイ山脈)に起源をもち、ハンガリー人テュルク人モンゴル人などを含む民族集団の一部であったと結論付けた〔EB on Matthias Alexander Castrén. http://www.britannica.com/EBchecked/topic/98799/Matthias-Alexander-Castren〕。それは、汎トルコ主義におけるすべてのテュルク人のみならず、より類縁関係にあるより広いツラン人種、すなわちウラル・アルタイ人種(「ツラン語族」の話者)の団結を意味するものである。アーリアンという語のように、ツラニアンと言う語が、ウラル・アルタイ語族に相当するものとして、言語学用語として主に用いられた〔M. Antoinette Czaplicka, The Turks of Central Asia in History and at the Present Day, Elibron, 2010, p.19〕。
ツラニズムはウラル・アルタイ系民族全てを統合する政治的動きであるが、その包括範囲については様々な意見がある〔http://www.nihal-atsiz.com/yazi/turancilik-h-nihal-atsiz.html〕。有名なツラン学者:en:Ziya Gökalpはツラニズムをテュルク系民族のみに適用した。これは他のツラン系民族(フィン人ハンガリー人朝鮮人日本人)は文化的に異なるためという理由である。従って、彼はツラニズムの範囲を汎トルコ主義の範囲まで狭めた〔Türkçülüğün Esasları pg.25 (Gökalp, Ziya)〕。「ツラン人は兄弟であり、協力すること」が必要であるという考えは、「スラブ人は兄弟で、協力しなけらばならない」という汎スラブ主義の考えに従ったものである。〔http://www.britannica.com/bps/search?query=turanism〕
第一次世界大戦中の:en:Lothrop Stoddardの描写によると:
ウラル・アルタイ語族仮説は現在は受け入れられていないが、1920年代-1930年代には、ツラン協会のトルコ支部、ハンガリー支部、日本支部、朝鮮支部を生み出すきっかけとなった。〔
==脚注==





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ツラニズム」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.