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江ノ島電鉄100形電車 : ウィキペディア日本語版
江ノ島電鉄100形電車[100がたでんしゃ]

100形電車(100がたでんしゃ)は、江ノ島電鉄(江ノ電)が1929年昭和4年)から導入した電車である。
営業運転最終期からは、1両単位(単行)で使用されたために「タンコロ」として親しまれるようになった。個別に「106形108号車」などと呼ぶ場合もあるが、本稿では全て100形として記述する。
== 概要 ==
江ノ電初のボギー台車採用車として1929年に101形101~104号車が雨宮製作所で、1931年(昭和6年)に105形105号が川崎車輛(現・川崎重工業車両カンパニー)で、106形106~110号車が新潟鐵工所で製造された。
101~105号と106~110号では車体の長さが僅かに異なるほか、ドアの構造や高床から低床になるなどかなりの違いがあった。さらに105号のみメーカーが違うため101~104号とは僅かに差異が存在した。
機器類は直接制御、単純な直通ブレーキ、Z形パンタグラフなど統一されていたものが大半である。
また新造グループ以外にも、以下のグループが100形として存在する。
* 111~112号:1934年(昭和9年)に西武新宿軌道線から譲渡された。1924年大正13年)に汽車製造(現・川崎重工業)で製造された高床式木造車。時に(普通車)と書かれることがあるが、これは納涼電車として特殊構造の車体のみ製造された111・112号車が存在し、夏期のみ普通車の111・112号車の台車を借用して運転されていたためであった。
* 113~114号(初代):1937年(昭和12年)に目黒蒲田電鉄(現・東京急行電鉄デハ15、16を譲渡されたものである。
* 113~114号(二代):初代が廃車になった後の1953年(昭和28年)に、王子電気軌道出身の都電154,155号の車体と都電杉並線261,262号(元・西武新宿軌道線の41,42)の台車を組み合わせて登場した。
* 115号:1939年(昭和14年)に廃止になった京王電気軌道(現・京王電鉄)八王子線(旧・武蔵中央電鉄)の6号を譲り受けたもの。
* 116~117号:1939年に東京横浜電鉄(現・東京急行電鉄)玉川線より車体更新によって余剰となった車体を、京浜電鉄(現・京浜急行電鉄)から台車をそれぞれ譲受し組み合わせた車両である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「江ノ島電鉄100形電車」の詳細全文を読む



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