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江ノ島電鉄300形電車(えのしまでんてつ300がたでんしゃ)は、江ノ島電鉄の電車。 == 概要 == 2009年現在、2車体連接車に統一されている同社にあってその嚆矢となった形式である。 1956年(昭和31年)から1968年(昭和43年)にかけて従来から使用されてきた路面電車タイプの直接制御・単行専用半鋼製ボギー車や京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の木造車の台枠をベースとして大幅に改造した上で連接車化させたもので、最大で2両編成6本(12両)が在籍した。 種車や改造手法がまちまちだったため、6本すべてが異なる形態と経歴を持っている。 一方で、全車両が本形式への改造と同時に間接自動進段制御(総括制御器付き)・電磁SME制動(非常管併設電磁弁付き三管式直通空気制動)に改造され、重連運転が開始された時点で本形式相互および初代500形とは自由に連結可能だった。 その後も時代に合わせて改造を繰り返し、本形式となった当初と後年とで大きく形態を変えている部分も少なくない。2010年現在も1本のみ在籍し、現存車は冷房装置の搭載や室内更新、高性能化などの近代化改造を受け、1000形以降の各形式とも相互連結可能となっている。 近代化された同社車両陣の一端を支える存在である一方で、「いかにも江ノ電らしい車両」としてマスメディアへの露出も多く、江ノ電のイメージリーダー的存在でもある。とはいえ、徹底的な更新が行われているものの、車歴的には昭和30年代の製造と言うことで働く首都圏の鉄道車両では最古参といえるグループであり、車齢に加えて塩害による車体腐食などが発生しやすい路線でもあることから、現存する編成が今後どの程度の期間運用されるかは未知数といえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江ノ島電鉄300形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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