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江戸っ子 : ウィキペディア日本語版
江戸っ子[えどっこ]

江戸っ子(えどっこ、江戸っ児)とは、江戸で生まれ育った住民を指す言葉。「さっぱりとした気風」や「いなせ」で「喧嘩っ早い」など、特定の気風を持った者を指す事が多い。
== 江戸っ子の成立 ==
江戸住民を指す呼称としては、古くは「江戸もの」と呼び、明和以前には「江戸っ子」という表現は見受けられない。文献上の最古のものは明和8年(1771年)に作られたと思われる川柳「江戸ッ子のわらんじをはくらんがしさ」という句である〔日本国語大辞典、小学館。〕。また寛政9年(1797年)発行の洒落本『廓通遊子』にも江戸っ子という表記が見られる。文化文政年間頃には「江戸っ子」を自称するものが増加しているという指摘がなされている。この頃には江戸っ子は「浅薄で、向こう見ずで、喧嘩っ早い」という形容が成されていた。
浜田義一郎石母田俊西山松之助らは江戸っ子の成立は明和期からであるとし、三田村鳶魚竹内誠川崎房五郎は文化文政期に成立したと見ている。また西山は江戸っ子概念の源流は宝暦期の紀伊国屋文左衛門奈良屋茂左衛門といった、遊郭で男伊達を競った豪商たちにあるとしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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