翻訳と辞書 |
江戸川漁業被害[えどがわぎょぎょうひがい] 江戸川漁業被害(えどがわぎょぎょうひがい)とは、1958年に東京都江戸川区にある製紙工場の黒い排水が江戸川に放流されたことによる公害のこと。本州製紙事件、黒い水事件とも呼ばれる。 工場からの黒い排水を止めるために、1958年5月24日・6月10日に下流の漁民らが工場に乱入し、6月10日には機動隊と乱闘になって、漁民側に重傷者35名、軽傷者108名、検束者8名。警察側も1名入院した。 この事件は、旧水質二法(公共用水域の水質の保全に関する法律、工場排水等の規制に関する法律)の制定や、被害を受けた江戸川下流域の再生事業(葛西沖、浦安沖など)のきっかけとなった。 == 汚染源 == 公害の汚染源は本州製紙江戸川工場(東京都江戸川区東篠崎町)〔会社は現・王子製紙。工場は王子マテリア江戸川工場として2011年現在も稼働中〕。同工場は1922年11月に操業を開始し、当時は約680名の従業員で、専売公社の用紙、教科書用紙、出版・印刷用紙を4台の装置で年間約4万5千トン生産していた〔第029回国会 参議院決算委員会1958年(昭和33年)6月13日 議事録 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江戸川漁業被害」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|