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江戸氏[えどし] 江戸氏(えどし)は日本の武家の一つ。歴史上、武蔵国の国人領主として活躍した武蔵江戸氏と、後に戦国大名に成長した常陸江戸氏が知られる。 == 武蔵江戸氏 ==
武蔵江戸氏は、武蔵国を発祥とする武家。鎌倉幕府の御家人にして武蔵国の国人領主。本姓は平氏。家系は鎮守府将軍・平良文の孫、平将恒を祖とする秩父氏の支流の一族〔八幡義信 「江戸氏」国史大辞典編集委員会編 『国史大辞典』2巻 吉川弘文館、1980年、316頁。ISBN 4642005021。〕。通字は主に「重」の字を用いた〔『北区史』、p.56〕。 後三年の役で先陣を務めた平武綱の子・秩父重綱の四男、江戸重継は平安時代の末(12世紀半ば)に武蔵国江戸郷を領して「江戸四郎」を称し、江戸氏を興した〔『新編千代田区史』通史編 p.33〕。江戸氏は後の江戸城の本丸、二の丸周辺の台地上に居館を構えていたと推定されている〔村井益男 「江戸城」国史大辞典編集委員会編 『国史大辞典』2巻 吉川弘文館、1980年、317頁。ISBN 4642005021。〕〔萩原 1977, p.86〕。ただし正確な位置は不明である〔『秩父平氏の盛衰 -畠山重忠と葛西清重-』、p.242〕。重継は室に関政家(小山政光の叔父)の娘を迎え〔『大田区史』上巻 p.515-516〕、その子・重長は猪俣党の藤田政行の娘を室に迎えるなど、江戸氏は武蔵国内の御家人との間に婚姻関係を展開した〔『北区史』、p.53-56〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江戸氏」の詳細全文を読む
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