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江里口匡史 : ウィキペディア日本語版
江里口匡史[えりぐち まさし]

江里口 匡史(えりぐち まさし、1988年12月17日 - )は、日本陸上競技選手で、専門は短距離走熊本県菊池市出身。熊本県立鹿本高等学校早稲田大学スポーツ科学部卒業。大阪ガス所属。
== 経歴 ==
鹿本高校時代の2006年10月第61回国民体育大会少年男子100mで優勝〔早稲田ウィークリー / 日本短距離界の期待の新星 読売新聞. 2011年4月9日閲覧〕。2007年に早稲田大学入学、1年目から日本インカレ100mで優勝を果たすなど活躍を見せた。その後故障に見舞われた時期があり、オリンピックへ出場はしていない〔「(スポーツ人物館 広州アジア大会編)江里口匡史 100メートル9秒台、いつかは」 朝日新聞2010年9月16日、スポーツ1面、13ページ〕。2008年9月27日の早慶対抗競技会では、4×200mリレーの1走を務めて1分22秒67の日本新記録を樹立した。大学3年に進級した後、2009年6月28日の第93回日本選手権男子100m決勝で、10秒14のタイムで初優勝を飾った。この結果、世界選手権の代表に選出された。また、同日行われた同レースの準決勝で、日本歴代4位となる10秒07をマークした〔「陸上:男子短距離 目覚めた20歳新星 早大・江里口、初の世界選手権切符」 毎日新聞2009年6月30日東京夕刊、運動面、7ページ〕。8月の世界選手権では100mで2次予選に進出し8着、4×100mリレーには塚原直貴高平慎士藤光謙司と出場し4位に入った。
2010年、3月ドーハで開催された世界室内選手権60mでは準決勝7着となった。6月6日の第94回日本選手権100m決勝では10秒26の記録で塚原を抑えて連覇を果たした。9月の第79回日本インカレ100mで優勝し、吉岡隆徳以来77年ぶり2人目となる同種目大会4連覇を飾った〔「陸上・日本学生対校選手権第2日 江里口V4 77年ぶり2人目」 読売新聞2010年9月12日東京朝刊、スポーツD面、29ページ〕。
2011年、大阪ガスに入社〔竹田竜世 (2011-04-28). 短距離のホープ・江里口、大阪ガス入社 朝原さん門下に asahi.com. 2011年6月23日閲覧〕。指導を仰ぐ朝原宣治コーチによると自己管理〔佐藤謙治 「[KANSAI新鮮力](1)陸上男子短距離 江里口匡史」 『読売新聞』2011年5月9日大阪夕刊、夕二面、2ページ〕 とプラス思考〔佐藤謙治 「江里口「朝原コーチ目標」 100メートル代表 大阪ガス入社/陸上」 『読売新聞』2011年4月23日大阪朝刊、スポーツB面、25ページ〕 を長所とする選手であり、織田記念静岡国際に出場する中で足首のケガを原因とする調整の遅れが伝えられていたが、6月の第95回日本選手権100mでは貫禄を見せて大会3連覇を飾った〔江里口、けが乗り越え3連覇=陸上日本選手権 時事通信社 (2011-06-12). 2011年6月23日閲覧〕。10月、山口国体でロンドンオリンピック派遣標準記録Aを上回る10秒14の記録で優勝。
2012年6月9日、日本選手権100mで4連覇を達成し、ロンドンオリンピック出場が決定した〔江里口 0.01秒差で逃げ切り4連覇にホッ スポーツニッポン (2012-06-10). 2012年6月10日閲覧〕。初出場となった8月のオリンピックでは100mと4×100mリレーに出場。100mは予選2組6着で予選敗退に終わったが、4×100mリレーは2走を務め、予選を38秒07の日本歴代2位の記録で突破した。しかし、決勝では予選よりタイムを落として4位に終わった。。9月の全日本実業団選手権では100mを初制覇。10月の国民体育大会では成年100mで2連覇を達成した。
2013年、5連覇をかけた6月の日本選手権100mでは予選敗退に終わった。2連覇がかかっていた9月の全日本実業団選手権100mでは2位、3連覇がかかっていた10月の国民体育大会成年100mでは3位に終わった。
2014年、5月のワールドリレーズ日本代表に選出され、男子チームの主将を務めた。4×200mリレーに出場して2走を務めたが、3走の高平慎士とのバトンパスがうまくいかず予選敗退に終わった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「江里口匡史」の詳細全文を読む



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