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江里口清雄 : ウィキペディア日本語版
江里口清雄[えりぐち きよお]
江里口 清雄(えりぐち きよお、1910年3月20日 - 1983年2月16日)は。日本裁判官
== 人物 ==
福岡県出身〔尚、江里口を佐賀県出身としている資料も存在する(司法界における佐賀県人の活躍 佐賀地方検察庁参照)〕。東京帝国大学卒業。裁判官で刑事訴訟が専門だが、司法省に一時期出向。
東京地方裁判所では帝銀事件を担当した際には「一般市民は被告の自供があるからと言っているが、はなはだ危険」と慎重な態度を見せた。法廷で被告の平沢貞通をじっくり尋問し、録音テープを何度も聞き返すなどした上で、死刑判決。
その後、最高裁判所刑事局長、福岡高等裁判所長官などを歴任。
1973年1月に最高裁判所判事に就任。就任時に「帝銀事件以外に死刑判決を出したことはない。あの事件に比べると、どんな事件にもどこかに救いがある」と話す。
1972年第33回衆議院議員総選挙の後に提起された一票の格差訴訟では「違憲だが事情判決により選挙を無効にはしない」に対し、「選挙も無効」と反対意見を述べている。また、最高裁判事時代には皇室会議議員(法曹界代表議員)も務めた。
1980年3月に定年退官。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「江里口清雄」の詳細全文を読む



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