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江風型駆逐艦[かわかぜかたくちくかん]
江風型駆逐艦(かわかぜかたくちくかん)は、かつて大日本帝国海軍に所属した駆逐艦の艦級。 ==概要== 谷風は大正5年度八四艦隊計画により、江風は大正6年度八四艦隊計画でイタリアに譲渡した浦風型江風(初代)の代艦として建造された。先行計画の谷風よりも江風の竣工が早かったので、本型は江風型として類別される。 前型である磯風型の設計を大幅に改良し、4基の缶を全て重油燃焼とし、日本海軍駆逐艦として初めてオールギアードタービンを搭載したことによって37.5ノットの高速力を実現した。雷装は前型と同一〔江風型はこれまで53.3センチ魚雷を初装備したとされてきたが、中川務の考証により45センチ魚雷を装備していたことが判明した。『日本駆逐艦史』世界の艦船1月号増刊、海人社、2012年12月、p.63〕。主砲は1基減の3基だが装備位置を高くして荒天時の砲戦能力向上を図った。竣工当初はタービン翼の折損事故が頻発したが、造機技術官の努力により逐次解決されていき、本型以降の駆逐艦の主機関は重油専焼缶とギアードタービンの組合せとなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江風型駆逐艦」の詳細全文を読む
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