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池田本源氏物語 : ウィキペディア日本語版
池田本源氏物語[いけだほんげんじものがたり]
池田本源氏物語(いけだほんげんじものがたり)とは源氏物語の写本である。「桃園文庫蔵源氏物語」〔池田亀鑑「現存重要諸本の解説 桃園文庫蔵源氏物語(青表紙本)」『源氏物語大成大成 研究資料編』中央公論社、1956年(昭和31年)、p. 253。 〕、「伝二条為明筆源氏物語」〔大津有一「諸本解題 天理図書館蔵伝二条為明筆源氏物語」池田亀鑑編『源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1960年(昭和35年)、p. 140。 〕などとも呼ばれる。
== 概要 ==
池田亀鑑が源氏物語の校本を造るために源氏物語の写本を収集する過程でその所蔵となった源氏物語の写本である。「桃園文庫蔵源氏物語」〔「桃園文庫」とは池田亀鑑のコレクションの名称である〕の名前で一部の巻が校異源氏物語及び源氏物語大成の底本として採用されている。戦時中行方不明になった〔源氏物語大成研究編の解題による。〕とされたものの、古書籍商弘文莊反町茂雄の手を経て現在は天理大学天理図書館の所蔵になっており、かつて池田亀鑑の所蔵であったことから現在一般には「池田本」の名で呼ばれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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