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池谷・村上彗星(いけや・むらかみすいせい、Comet Ikeya-Murakami)は2010年に発見された短周期彗星である。 == 発見 == 2010年11月4日4時13分(JST)、新潟県のアマチュア天文家村上茂樹は、46cmコメットシーカー(78倍、視野1.1度)の眼視観測によって、土星とおとめ座γ星付近に9等級の新彗星を発見した〔P/2010 V1 池谷・村上彗星発見手記(最終版) 村上 茂樹 2010年11月27日〕。 発見直後に携帯電話で報告を受けた中野主一(IAU天文電報中央局アソシエイツ)を通じ、1時間後には天文電報中央局(CBAT)で発見が確認された〔 新天体発見情報 065(特別編:池谷・村上彗星) アストロアーツ。〕。 ところが、この発見より1日早い11月3日4時58分(JST)に、池谷・関彗星などの発見で知られる静岡県のアマチュア天文家池谷薫が、25cm反射望遠鏡(39倍)の眼視観測により8.5等級の新彗星を発見し中野にFAXで報告していたことが、新彗星発見を告げるIAUC発行の直前に判明した〔。 新彗星発見が公表されたIAUC9175〔IAUC 9175: 2010 V1; 103P 〕は村上の発見報告の6時間後に発行されたが、もし池谷の発見報告が滞りなく確認されていれば1日以内に新彗星が確認され、連名の彗星とはならなかった可能性がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「池谷・村上彗星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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