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決定的アルゴリズム[けっていてきあるごりずむ] 決定的アルゴリズム(けっていてきアルゴリズム、)は、計算機科学におけるアルゴリズムの種類であり、その動作が予測可能なものをいう。入力を与えられたとき、決定的アルゴリズムは常に同じ経路で計算を行い、常に同じ結果を返す。決定的アルゴリズムは最も研究の進んでいるアルゴリズムであり、その多くは実際のコンピュータで効率的に実行できる実用性を備えている。決定性アルゴリズムと言うことも多い。 決定的アルゴリズムの最も単純なモデルとしては数学の関数がある。関数は同じ入力に対しては常に同じ結果を生成する。異なるのは、アルゴリズムが具体的な手順を示しているのに対して、関数は式の形で暗黙のうちに定義を与えている点である。 == 形式的定義 == 形式的には、決定的アルゴリズムは有限状態機械で定義される。この場合、ある「状態」はある時点でその機械が何をしているかを表している。有限状態機械はある状態から別の状態へ厳密に遷移する。有限状態機械が決定的(決定性)であるとは、ある入力を与えられたときにその機械が通る状態遷移の経路が常に同じであることを意味する。 決定性のある計算模型の例としては、決定性チューリング機械や決定性有限状態機械がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「決定的アルゴリズム」の詳細全文を読む
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