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決断の3時10分[けつだんのさんじじゅっぷん]
『決断の3時10分』(けつだんのさんじじゅっぷん、')は、1957年のアメリカ合衆国の西部劇映画。原作はエルモア・レナードが1953年3月に発表した短編小説『''Three-Ten to Yuma''』。 2007年に『3時10分、決断のとき』としてリメイクされている。なお、原題はリメイクも同じ『'』。)は、1957年のアメリカ合衆国の西部劇映画。原作はエルモア・レナードが1953年3月に発表した短編小説『''Three-Ten to Yuma''』。 2007年に『3時10分、決断のとき』としてリメイクされている。なお、原題はリメイクも同じ『'』。』。 == ストーリー == アリゾナ荒原で今日もウェイド(グレン・フォード)一味は、家畜の群を使ってバターフィールドの乗った駅馬車を襲う。そんな彼らを目撃しても貧乏牧場主のダン(ヴァン・ヘフリン)は見て見ぬふりを決め込む。ウェイド一味はビズビーの酒場にやってきて、自分たちの素性を隠し駅馬車が教われて死人が出たと告げ、保安官ら町の住民は悪党を捕まえに町を出る。そのすきにウェイド一味はバラバラになってメキシコ国境を越えて逃げようとするが、ウェイドは酒場の女を口説くため酒場に残る。牧場主のダンは酒場に入り、ウェイドに向かってウェイド一味に家畜の牛を蹴散らされて集めるのに苦労したと言って注意を引き、2ドル、4ドル、6ドルと金をせびる。8ドルまで来たときに保安官達がウェイドを逮捕する。実際ダンは金に困っており、襲われたが命は助かったバターフィールドがウェイドを護送するものに支払うと言った200ドルのために、その役割を買って出る。牢獄のあるユマにはコンテンションシティーから3時10分の列車が出ている。コンテンションシティーまでウェイドを護送するには、彼の子分たちの眼を逃れなければならない。ウェイドを駅馬車に乗せてダンの家の前まできたときに、駅馬車が溝にはまった演技をして、そのすきにウェイドをダンの家に隠す。ウェイド一味はまんまと騙されて駅馬車を追う。ダンの家での夕食のあと、ウェイドを護送してコンテンションシティーに向かう。ダンはウェイドをホテルに監禁、3時10分発のユマ行の汽車を待つが発車までまだ2時間もある。そこにウェイドの子分プリンスが仲間を集めてダンの前に現れる。さらにウェイドは、ダンが金を欲していると分かると「逃がしてくれたら1万ドルやるよ」と言う。ダンは心が揺らぐ。町の者はウェイドに恨みを抱いているものの、自分たちの生活もあるため直接の利害関係のないウェイドの護送に協力的ではない。ウェイドを殺そうとやってきた町の男もウェイドを殺すことをダンに阻止されると協力せずに去ってしまう。バターフィールドが金で雇った者達も、一味は3人と聞いていたのに7人も居るんじゃ命が惜しいと言って去る。ウェイドの7人の手下とダン1人の戦いの構図となるが、ここにダンの妻アリスが駆けつけ、ウェイドはその姿に心を打たれる。3時10分発の列車が遅れずに町にやってくる。ダンはショットガン一つでウェイドを護送しその列車に乗せなくてはならない。手下との行き詰まる攻防の末、列車のそばまで来るが、列車は動き出す。蒸気に包まれる7人の手下、ウェイドとダン、動く列車。貨物車の扉が開いていて、ウェイドはダンに俺を信じて飛び乗れと言う。そのまま逃げることもできたろうに、ウェイドは列車に飛び乗り、ダンも飛び乗る。追いかけてきたウェイドの腹心のプリンスはダンに撃たれる。ダンはウェイドになぜこんなことをしたのかと尋ね、ウェイドはホテルで命を助けられたしユマなら脱獄したことがあるからなとうそぶく。折しも、西部の者が待望している雨が降り始め、雨の中でダンの妻は馬に乗って列車を見送る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「決断の3時10分」の詳細全文を読む
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