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ヨウ化水素[ようかすいそ]
ヨウ化水素(ヨウかすいそ)とは、強酸性の無機化合物の一種。ハロゲン化水素のうち、ヨウ素と水素からなる化合物である。強い刺激臭を持つ無色の気体。毒物及び劇物取締法に定める劇物に該当する〔毒物及び劇物取締法 昭和25年12月28日 法律第303号 第2条 別表第2 87 〕。 == 性質 == 分子式は、HI。分子量は 127.90、融点は −50.8 ℃、沸点は −35.1 ℃。強酸のひとつである(p''K''a = −10)。ヨウ素と水素は電気陰性度に差がほとんどなく分子の極性は小さいが、ヨウ化物イオンのイオン半径が大きく水素イオンとの静電気力が小さく電離しやすいため、ヨウ化水素は強酸なのである。還元力が強く、空気中の酸素に触れると容易に酸化を受けヨウ素の赤紫色を呈する。 水に極めて溶解しやすい気体であり、水溶液はヨウ化水素酸 (hydroiodic acid) と呼ばれ、おもに57%水溶液(d=1.70g cm−3, 7.6mol dm−3)が市販されている。塩化水素および臭化水素と同様に水に対する溶解熱はきわめて大きい。 : ,
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨウ化水素」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hydrogen iodide 」があります。
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